明確に志望校が決まっていたけれど、、
「ここで大学生活を送りたい。」キャンパスに入った瞬間に心からそう感じた。高校2年生の夏、私の志望する日藝の受験方式として選べるのは、総合型選抜・学校推薦・一般選抜の3つだった。
学校推薦に必要な評定は全教科平均4.0。今から頑張っても難しいだろう。もちろん一般選抜を受けられるほど学力に自信もない。残された選択肢は総合型選抜だけだった。
文字で志望理由を伝えるってこんなに難しい
合格は経験の有無で決まらない。自分が将来やりたいことに付随して大学ではどのような研究を行いたいのか。本当に自分はその大学に入る必要があるか。詳細に伝えられる語彙や言語能力が必要だった。
私に足りない"語彙力"を養うために入塾を決め、入塾してからは"語彙力"以外にも、自分の将来やりたいと考えていることは本当に社会的意義があるのか、その大学に自分がいくことでどのようなメリットが生まれるのか、など志望理由書に必要な要素を幅広く学ぶことができた。私の第一志望である日藝の情報音楽コースの倍率は約7倍。私は出願期間である9月の上旬ギリギリまで、沢山の講師の方に相談し、悔いのないエントリーシートを書き上げた。
大学合格はゴールではなくスタート
一次試験に通過した私は、二次試験に向けて毎週の授業内での面接練習に加えて、週に一度、個別で1時間みっちり面接対策を行った。試験当日、面接と口頭試問を終えた私は、もうこれで落ちても悔いはないと思えた。
そして11月1日、合格発表の日。合格の2文字があった。合格したことに素直に喜ぶ自分ももちろんあったが、喜びの感情よりも私は今まで追いかけてきた目標がパッと消えたことへの恐怖心を覚えた。この合格は決して目標達成のゴールではなく、次の新たな目標へのスタートであることを改めて実感した瞬間だった。