「世界トップ企業のクイズに挑戦|神崎主任講師が松陰高等学校町田校で特別授業 第2回を実施」

先日、弊社が運営する総合型選抜対策オンライン塾「BLUE ACADEMY」は、松陰高等学校町田校にて特別授業「キャリアデザイン 第2回」を実施いたしました。今回のテーマは「世界トップ企業が求める力=大学が求める力」。本記事では、当日の授業内容の一部をご報告いたします。

今回のゴール:「暗記が得意じゃなくても、戦える道がある」

第2回の冒頭、BLUE ACADEMY主任講師の神崎真桜は、今日のゴールとして「暗記が得意じゃなくても、戦える道がある」というメッセージを掲げました。

日本の義務教育では、点数やテストの結果がすべてとされがちです。しかし現在の大学入試や、社会に出てからの就職試験では、暗記そのものよりも「自分の頭で考え抜く力」が重視される傾向が年々強まっています。今回は、その変化を生徒自身が体感できるよう、世界の超一流企業の入社試験に実際に挑戦する形で授業が進められました。

GAFAの入社試験は、大学の総合型選抜と「同じ力」を見ている

授業ではまず、世界中の優秀な大学生が憧れる就職先として、Google・Apple・Facebook(Meta)・Amazon、いわゆる「GAFA」が紹介されました。検索やスマートフォン、SNSなど、現代社会の“土台”をつくる4社です。

ここで神崎講師が提示したのが、一見バラバラに見える「GAFAの入社試験」「大学の総合型選抜」「これからの社会」の3つが、実は同じ方向を向いているという視点でした。その共通点こそが「自分の頭で、考え抜く力」。暗記では太刀打ちできないこの力が、これからの時代を生き抜く武器になることが解説されました。

前回作成した「自分史」も、この力を発揮するための土台です。自分の特性を棚卸しし、自分が一番勝てるフィールドを見つける——その準備こそが自己分析であり、最大の受験対策であることが改めて確認されました。

Q1.「3つのスイッチと電球」:当たり前を一度壊せるか

最初の挑戦は、Microsoft社の面接問題として知られる「3つのスイッチと電球」です。

壁で囲まれた部屋の前にA・B・Cの3つのスイッチがあり、そのうち1つだけが部屋の中の白熱電球とつながっている。スイッチは外で何度でも操作できるが、部屋に入れるのは一度きり——という条件で、どのスイッチが電球とつながっているかを100%確実に当てる、という問題です。

生徒たちはまず自分の頭で考え、その後ヒントをもとに正解へと近づいていきました。鍵となるのは、「電球=光るもの」という思い込みを一度壊し、白熱電球が「熱も出す」という別の特徴に気づけるかどうか。スイッチAを数分つけてから消し、Bをつけて入室すれば、点灯=B、消えていて熱い=A、消えていて冷たい=C、と一度で判別できます。

「電球=光」という当たり前を壊す発想は、慶應義塾大学法学部の入試「宇宙人に“国”を説明して」のような問題で求められる力とも地続きです。「電球=光」が思い込みなら、「勉強=暗記」もまた、ただの思い込みかもしれない——そんな問いが投げかけられました。

Q2.「別れの手紙」:今度は“心”で考え抜く

2問目は、愛知医科大学の2014年・総合型選抜で実際に出題された小論文「別れの手紙(600字)」です。

3年間真剣に交際し来年結婚を約束した恋人がいるが、2か月前に別の人を本気で好きになり、別れを決心した——という設定で、婚約者へのお別れの手紙を書く、という課題でした。

なぜ医学部でこの問題が出るのか。それは、医師が時に「残酷な事実」を相手に伝えなければならない仕事だからです。神崎講師は、医師に求められる力として「誠実さ(事実を曖昧にしない)」「共感性(相手に深く寄り添う)」「覚悟(自分の判断と責任から逃げない)」の3つを挙げ、恋愛という身近な題材を通して、その覚悟を引き受けられる人かを見ている入試だと解説しました。

生徒たちは、まずLINEで送る一言から書きはじめ、それを手紙の言葉へと翻訳する3ステップで取り組みました。評価される回答に共通するポイントとして、「事実を曖昧にしない」「相手を否定しない」「感謝を伝える」「責任を引き受ける」「相手の幸せを祈る」の5点が共有されました。

2つの問題に共通する、これからの「武器」

スイッチの問題も、別れの手紙も、暗記では決して解けない問題です。求められたのは、自分の頭で考え、ゴールにたどり着くために試行錯誤する力でした。

大学入試も、その先の社会も、暗記以外の力を見ようとしている。だからこそ、テストが苦手でも評価される時代になった——自分が一番になれる山を見つけてほしい、というメッセージで、今回の授業は締めくくられました。

今後の展望とアクションプラン

今回の第2回キャリアデザイン授業を経て、生徒たちには以下の実践的なアクションが提示されています。

  • 今日「おもしろい」と感じた瞬間や、自分が“考え抜く力”を発揮できそうな場面を、配布プリントに一言でもメモすること。
  • 宿題「3つのラベルの誤った箱」(Apple/Googleの論理アセスメント問題)に取り組み、次回の答え合わせに備えること。
  • 愛知医科大学の小論文「別れの手紙」の続きを、自分の言葉で完成させてみること。

次回の第3回は「並列化思考と多角的視点」をテーマに、Google・Amazonの「燃え尽きるロープで45分を計れ」や、早稲田大学の「おにぎり問題」などに挑戦する予定です。

BLUE ACADEMYは、今後も松陰高等学校の皆さまが自身の強みや価値観を発見し、納得のいく進路選択を実現できるよう、実践的なサポートを継続してまいります。次回の特別授業にもぜひご期待ください。

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